更年期の不定愁訴はなぜ起こる?対処法をチェックシートで診断!

不定愁訴とは、器質的みてはっきりとした疾患がないにもかかわらず、さまざまな身体の不調が起こる状態を指します。頭痛、めまい、倦怠感などの症状が出ているにもかかわらず、血圧や心電図、血液検査などの数値には異常がなく、原因を特定することができない状態です。

不定愁訴は多岐にわたると言われますが、具体的にどのような症状が出るのでしょうか。また、それらはどのような原因で起こり、どのように対処をしたら良いのでしょうか。順番に見ていきましょう。

不定愁訴の症状や特徴はどのようなもの?個人差が大きい症状の現れ方

不定愁訴には、疲れやすいといった身体全体におよぶ症状や、めまいと腹痛のように関連がなさそうな複数の部位で同時に症状が起こったり、頭痛→手足のしびれ→動悸→めまい、というように症状が次々と変わったり、と不安定な状態が続くことが特徴です。この変化は、日単位のこともあれば、1日の中で起こることもあります。

更年期に発症しやすい不定愁訴とは?おもな6つの症状

男性は60歳前後、女性は50歳前後の更年期に生じる不定愁訴を更年期症状と言います。また、この更年期症状が日常生活に支障をきたすほどに大きな影響を与え、悩まされる場合を更年期障害と呼びます。

それでは、具体的にはどのような症状が出るのでしょうか。その症状は、大きく6つに分類することができます。

自律神経失調症状が起こる原因と症状

交感神経と副交感神経の2つから成り立つ自律神経のバランスが崩れた場合に起こる症状です。

代表的な症状ほてり・のぼせ、発汗、手足の冷えなど

精神神経症状が起こる原因と症状

ストレスなどの心理的な原因によって起こる神経性のうち、特に身体の不調として現れる症状を指します。

代表的な症状頭痛、不眠、憂鬱、不安感、イライラ、めまいなど

運動器官系症状が起こる原因と症状

運動器官と性ホルモンの減少が引き起こす症状です。

運動器官とは、ヒトが動くための手や足、それらを動かすための骨、さらにそれらをつないでいる関節や靭帯、筋肉などを指します。性ホルモンは、身体の老化を防止するという役割もあり、身体内の摩擦を抑え、潤滑油として働いています。

加齢により、男女ともにホルモンが減少し、その結果、潤滑油が足りなくなり、腰痛などの症状が起こります。さらに、減少したホルモンの代わりに関節のまわりの筋肉が関節の動きを助けようとして負担がかかり、肩こりなどが起こります。

代表的な症状腰痛、関節痛、肩こり、疲労感、倦怠感など

知覚系症状が起こる原因と症状

特に、皮膚の感覚に障害が生じる状態のことを指します。知覚神経あるいはその伝導路に問題が起こり、感度が鈍くなったり、逆に鋭くなったりします。

代表的な症状しびれ、知覚過敏など

消化器系症状が起こる原因と症状

性ホルモンが減少することにより、食道や胃などの消化器系の司令塔である自律神経を乱れさせます。この乱れが消化器系の症状となって表れます。

代表的な症状腹痛、吐き気、食欲不振、便秘、下痢など

泌尿器系症状が起こる原因と症状

性ホルモンの減少により泌尿器の筋肉が衰えることで発生します。ただし、泌尿器系の症状が現れる原因には、病気である場合もありますので、おかしいと感じた際には、泌尿器科の診察をおすすめします。

代表的な症状頻尿、多尿、排尿痛、尿漏れなど

なぜ不定愁訴が起こるの?その原因は?絡み合う3つの要因

さまざまな症状が起こるものの、個人差が大きいこともあり、不定愁訴の原因が何であるのかは、はっきりと特定することができません。以下のような3つの要因が複雑に絡み合い、症状を発生させています。

男性はテストステロン、女性はエストロゲンの減少

これらの性ホルモンを調節する脳の視床下部は、自律神経の中枢です。必要な性ホルモンの量が確保できなくなると、自律神経のバランスが崩れ、心身に不調が表れます。

社会的・文化的によるストレス増加

職場、親の介護、子供の就職や結婚、友人や知人との距離感など、多くの不安を抱えることも、要因のひとつとして考えられます。

性格や成育歴による個人差

性格が生真面目で責任感が強かったり、思い込みが激しく融通が利かなかったりすると、心理的・精神的な緊張が強くなり、症状が発生しやすくなります。

不定愁訴を診断する簡単チェックシート!日本人向け簡略更年期指数

不定愁訴から起こる更年期障害を判定する簡単なチェックシートがありますので、参考にしてください。欧米で提唱された「クッパーマン更年期指数」を、日本人用に改良された「簡略更年期指数」です。

まずは、不定愁訴を引き起こす器質的疾患がないことを確認する必要があります。例えば、椎間板ヘルニアによる腰痛、顎関節症による耳鳴り、メニエール病によるめまいなど、それぞれの症状を引き起こす疾患や、薬の服用による副作用と関係がないかどうかを調べてみましょう。

器質的疾患が認められなければ、以下のチェックシートお試しください。

簡略更年期指数(東京医科歯科大学方式)
症状の程度に応じ、自分で○印をつけてから点数を入れ、その合計点をもとにチェックをします。どれか1つの症状でも強く出ていれば、強に○をして下さい。

    <【症状】/【症状の程度】>

  • 症状/強・中・弱・無
  • 顔がほてる/10・6・3・0
  • 汗をかきやすい/10・6・3・0
  • 腰や手足が冷えやすい/14・9・5・0
  • 息切れ、動悸がする/12・8・4・0
  • 寝つきが悪い、または眠りが浅い/14・9・5・0
  • 怒りやすく、すぐイライラする/12・8・4・0
  • くよくよしたり、憂うつになることがある/7・5・3・0
  • 頭痛、めまい、吐き気がよくある/7・5・3・0
  • 疲れやすい/7・4・2・0
  • 肩こり、腰痛、手足の痛みがある/7・5・3・0
    <【更年期指数の自己採点の評価法】>

  • 0~25点:上手に更年期を過ごしています。これまでの生活態度を続けていいでしょう。
  • 26~50点:食事、運動などに注意を払い、生活様式などにも無理をしないようにしましょう。
  • 51~65点:医師の診察を受け、生活指導、カウンセリング、薬物療法を受けた方がいいでしょう。
  • 66~80点:長期間(半年以上)の計画的な治療が必要でしょう。
  • 81~100点:各科の精密検査を受け、更年期障害のみである場合は、専門医での長期的な対応が必要でしょう。

不定愁訴を和らげるためにはどうしたら良いの?6つの対処法

まずは、6つのポイントを押さえつつ、日常生活の見直しから始めてみましょう。

    <改善への6つのポイント>

  • 規則正しい生活をする
  • バランスの良い食事を摂る
  • 適度な運動やストレッチをする
  • 十分な睡眠を取る
  • 趣味や旅行などでストレス発散、気分転換をする
  • 定期的に検診を受ける

まとめ

不定愁訴の症状は、個人差が大きいということもあり、なかなか周囲の理解が得られない場合があります。人に伝えづらいからこそ、症状の原因や改善法を知ることが大切です。

症状が軽い状態であれば、サプリメントを取り入れるのも良いでしょう。また、自分だけで抱え込まず、心理療法や薬物療法といった専門家に相談するという方法もあります。さらには、病気という可能性も捨てきれません。頭が痛いだけ、めまいがするだけと軽く考えず、病院を受診してみましょう。

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