辛い症状にはもううんざり!更年期障害はいつ終わる?
更年期に現れる様々な症状。他の人にはなかなか理解されにくく辛いですよね。年単位で続く更年期障害。いつまで耐えればいいのかわからず不安や憂うつな気持ちになっている方も多いことでしょう。
症状に程度の差こそあれ、ほとんどの女性が経験するという更年期障害。一体いつ頃になれば楽になってくるのでしょうか?更年期障害はいつ終わるのか?について解説します。
更年期は10年間!症状が現れる期間は?
閉経前後の10年間
更年期とは閉経の前後10年間のことを指します。日本人女性が閉経をむかえる平均年齢は約50歳。そのことから考えると40代後半から50代前半までを更年期と捉えることができます。10年間も続く更年期。その期間はずっと辛い症状に悩まされ続けるのでしょうか?
症状が現れるのはおよそ5年間
更年期の辛い症状が現れるのはおよそ5年間の方が大半です。もちろん個人差が非常に大きいことですから、それより長い人も短い人もいるのが当たり前です。
その中でも、症状のピークを感じるのは約3年間程度と感じる方が多く、更年期にあたる10年間ずっと更年期障害に悩まされる人はごく少数にとどまっているのです。
いつの間にか始まりいつの間にか終わる!それが更年期障害!
更年期障害の特徴として、いつの間にか不調が始まり、気が付けば楽になっている、というものがあります。その理由は女性ホルモンの分泌量と心身の働きが密接な関係にあることです。
更年期障害はどうして起こる?
更年期障害の起こる原因は女性ホルモンの分泌が減少することによります。40代に入ると徐々に女性ホルモンの分泌量が少なくなっていきます。それに伴って女性ホルモンが調整していた心身の機能に乱れが生じてくるのです。
やがて自覚できるような不快な症状となって心身に不調を感じるようになってきます。このような症状で日常生活に支障をきたす状態を更年期障害と呼んでいます。
症状を自覚する期間は?
徐々に現れてくるのが更年期障害の症状です。ですから、多くの場合46歳程度から53歳程度までの間に症状を感じることになります。なかでも閉経付近の2~3年間にあたる48歳ごろから52歳ごろまでが症状のピークにあたることが大半です。
目安は閉経!徐々に楽になっていく!
月経は女性ホルモン、特にエストロゲンの影響を強く受けます。エストロゲンの働きにより卵子が成長し排卵が起こるからです。エストロゲンの分泌が少なくなると排卵が起こらない、つまり閉経をむかえます。
そのため閉経を更年期障害の折り返し地点の目安として捉えることができるのです。目安がわかると精神的に幾分楽になるのではないでしょうか?
症状は急にはなくならない
残念ですが、閉経をむかえたからといって更年期障害の症状はピタリと治まるとは限りません。更年期障害の初期に徐々に症状がみられるようになったのと同様に、閉経を一つのターニングポイントとして少しずつ軽減されていきます。焦らずにゆっくりその時を待ちましょう。
更年期が終わるとどうなる?更年期後に気を付けたいこと!
更年期が終了すると「老年期」というライフステージに移行します。いよいよ自分も老人の仲間入り。辛い更年期障害からは解放されたものの、何だか嫌な気持ちになってしまいますね。
老年期には心身の機能が衰え、慢性的な疾患を持つことも少なくありません。特に女性にとって一番気を付けなければならないのが骨粗鬆症です。
骨粗鬆症とは?
近年では大分認知されるようになった骨粗鬆症です。これは骨の中がスカスカになり非常にもろくなっている状態のことを言います。そのため、転倒や打撲によって骨折を招きやすく、そのまま寝たきりになることもある非常に怖い疾患なのです。
患者の大半を女性が占めているのですが、その理由はなぜでしょう?
どうして?閉経と骨粗鬆症の関係とは?
骨の代謝の仕組み
骨の代謝がどのように行われているかご存知ですか?骨は常に破壊と産生を繰り返しています。破骨細胞という物質が骨に作用して古くなった骨を壊し、骨の中にある骨芽細胞という骨の赤ちゃんが成長して骨を作っています。
これらはお互い個別に活動しています。ですから骨芽細胞の働き>破骨細胞の働きならば骨は強くなり、逆になると骨がもろくなるのです。
骨粗鬆症の疑いがある症状
骨粗鬆症には自覚症状がほとんどありません。ですがこのような症状を感じたら骨粗鬆症の予備軍である可能性があります。
- 背中の痛み
- 猫背になった
- 身長が低くなった
- 胃もたれ
- 呼吸がしにくい
女性ホルモンと骨の関係
実は、破骨細胞の活動のカギを握っているの女性ホルモンであるエストロゲンなのです。エストロゲンには破骨細胞の働き(骨を壊す作用)を抑制する作用もあります。閉経でエストロゲンの分泌がなくなってしまうことによって、破骨細胞の働きが活発になります。
一方、骨芽細胞はこれまでと同様の作用か、加齢により活動が鈍くなりますから、骨の産生量よりも破壊量のほうが上回ってしまうのです。女性に骨粗鬆症が多い原因は更年期から閉経にかけてのエストロゲンの減少によるためだったのです。
更年期前からできる!骨粗鬆症対策はコレ!
更年期も後半に入ってきてから骨粗鬆症の対策を始めるのでは遅すぎます。できるだけ早い段階からカルシウムを摂取し、骨に適度な負荷をかける必要があります。
効率的なカルシウム摂取法
カルシウムは単体で摂取してもほとんど体内に吸収されません。カルシウムが体内に取り込まれるためにはビタミンDを摂取する必要があります。
ビタミンDは腎臓で活性型ビタミンDへと変質されます。この活性型ビタミンDがカルシウムを体内に取り込んでくれるのです。カルシウムとビタミンDを早期から積極的に摂取し、骨粗鬆症を防ぎましょう。
更年期は閉経後数年で終わる!でもその後は骨粗鬆症に注意!
更年期は40代半ばから始まり、閉経を折り返し地点として数年で終了します。閉経を境に症状が楽になってくる方が大半です。
ですが閉経によって骨粗鬆症のリスクが急上昇します。骨の破壊を抑制していたエストロゲンが分泌されなくなるためです。このような時期に骨折をしてしまうと治りにくく、寝たきりにもつながる可能性があります。十分にご注意ください。
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