エストロゲンの減少は病気なの?更年期障害との深い関係!

更年期障害は男性にも起こりますが、この更年期にかかわる症状については圧倒的に女性に関するものが多いため、ここでは主に女性についてまとめています。

病院に行っても原因が特定されず、検査結果に異常がないにもかかわらず身体の不調が続くことは、とても不安な気持ちにさせられます。しかし、更年期における身体の不調には女性ホルモンの減少が大きくかかわっていることが分かっています。今回は、更年期障害と女性ホルモンのひとつであるエストロゲンとの関係についてみていきます。

更年期はいつごろ訪れる?

更年期とは、女性の加齢の過程において、生殖期(性成熟期)から非生殖期(老年期)への移行期を意味しており、閉経を迎える前後の期間、つまり、月経の周期が終わることをいいます。日本女性の閉経年齢は概ね50歳であることから、更年期とは、その前後の5年間である45~55歳くらいを指します。

更年期症状とは?発症する女性には特徴がある?

閉経が近づくと卵巣の働きが低下し、エストロゲンの量が減少します。思春期には増え、更年期には減る、これはごく自然な生理的現象ですので、それ自体が病気というわけではありません。

しかし、エストロゲンの減少に身体は慣れようと調整を試みます。この調整の働きにより、それまでには感じなかったイライラやめまい、頭痛などの引き起こし、これらの症状を総称して、更年期症状と呼びます。

更年期症状が出ない女性もいる?

更年期症状は個人差が大きく、女性全員に出現するわけではありません。実際に症状を自覚する女性の割合は約7割とされ、残りの約3割の女性は症状を自覚することなく更年期を終えます。

更年期症状が出やすい女性と出にくい女性の特徴

更年期症状が出やすい女性の特徴として、神経質である、ストレスを抱え込みやすいといった性格的なものや、食生活の乱れや睡眠不足などが挙げられます。逆に、食事管理ができており、運動が適度に取られ、ストレス発散や気分転換がうまくできる女性は、更年期症状が出にくい傾向にあります。

また、この差は、エストロゲンの減少速度の違いにあるとも考えられ、急速に減少する人は症状が重くなり、緩やかに減少する人は症状が軽いケースが多いと考えられています。

更年期障害になるきっかけや原因には何があるの?

更年期症状が日常生活に支障をきたすほどに大きな影響を与える場合を更年期障害と呼びます。その発症のきっかけや主たる原因は、エストロゲンの減少です。

更年期障害が発症するきっかけ

一般に、更年期障害が始まるきっかけは、生理不順(月経不順)や無月経です。これは、エストロゲンの減少により起こります。

更年期障害はなぜ起こる?

更年期障害が発生する原因は、エストロゲンの減少だけではありません。大きく分けて以下の4つの要因が複雑に絡み合い症状が発生します。

    <更年期障害が起こる原因>

  • 加齢からくる卵巣機能の低下によるエストロゲンの減少
  • 対人関係や家族の問題など、社会的・文化的な環境によるストレス
  • 加齢に伴う身体的変化
  • 性格や成育歴など、精神的・心理的要因

更年期障害の症状が個人的に違うのはなぜ?

更年期障害により現れる症状は、多岐にわたり、さらには様々に組み合わされます。個人差が大きいと言われるのはそのためです。

    <更年期障害の例>

  • 自律神経系:ほてり、イライラ、疲労感、動悸、頭痛、めまい、不眠など
  • 血管運動・神経系:のぼせ、ほてり、冷え、動悸など
  • 精神・性格系:うつ状態、不安など
  • 運動器官系:肩こり、腰痛、関節痛など
  • 消化器系:食欲不振、便秘、腹部膨満感など
  • 泌尿器・生殖器系:頻尿、残尿感、血尿、月経異常など
  • 知覚神経系:しびれ、かゆみ、知覚過敏など
  • 皮膚・分泌系:しみ、しわ、湿疹、多汗、口内乾燥など

エストロゲンは誰が管理してるの?

それでは、更年期症状を引き起こしてしまうエストロゲンの量は、一体、誰が管理しているのでしょうか?実は、エストロゲンの管理には、脳が大きくかかわっているのです。

エストロゲンを管理しているのは脳

エストロゲンは、脳からの指令を受け、視床下部が司令塔となり、卵巣で作り出されます。そして、卵巣でエストロゲンが作られると、脳にその情報が戻されます。つまり、エストロゲンの量は常に脳で管理されているのです。

エストロゲンの量バランスの崩れが不調を招く!

脳からエストロゲンを作れという指令を受けても、卵巣では加齢のためエストロゲンを作ることができなくなっています。作れという脳と作れないという卵巣との間で本来のエストロゲンの量バランスが崩れてしまうことから症状が始まります。

このバランスの変化に身体は対応しようとしますが、急激な減少であればあるほど、対応が追いつかず、不調が増大します。

エストロゲンの減少は自律神経をも乱れさせる!

エストロゲンの量バランスの崩れは、女性ホルモン生成の司令塔である視床下部に影響を与えるのと同時に、同じ場所にある自律神経も乱れさせます。

自律神経は何をする神経?

自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調節している神経です。24時間休むことなく働き続け、普段、私たちが意識することはありません。自分の意志で動かすこともできません。

交感神経と副交感神経から引き起こされる症状

自律神経には、活動時や昼間に活発になる交感神経と、リラックス時や夜に活発になる副交感神経があります。この2つの神経が同時に働くことで精神安定が保たれていますが、バランスを損なうと、全身の器官に伝わり、さまざまな不調、つまり、更年期症状が現れるのです。

例えば、ストレスがかかるなどの事態が起こると、まず交感神経が反応し緊張します。次に、副交感神経がゆっくりと元の平静さを取り戻す抑制の役割を担います。このとき、交感神経の緊張は、イライラ、動悸、不眠、頭痛、めまいなどを引き起こし、副交感神経の抑制は、食欲不振、便秘、下痢、集中力低下などの症状をもたらします。

副交感神経とエストロゲンの役割

エストロゲンには、身体の機能を調節して安定させる働き、つまり、自律神経、とりわけ副交感神経を調整するという役割もあります。エストロゲンの減少により、抑制がうまく機能しなくなり、更年期症状の発生にもつながっていくのです。

まとめ

更年期障害とのかかわりが深いエストロゲン(女性ホルモンのひとつ)の減少は生理現象のひとつですので、病気ではありません。しかし、不調という症状は実際に現れていますので不安は広がります。それでも、原因をひとつひとつ知ることで、少しずつでも対応策(リラックス方法など)を見つけることができるようになります。

更年期障害には様々な症状が存在し、その状況は個々人の身体や生活、環境で大きく異なります。ひとりで悩まず、家族や友人にも協力をお願いして、前向きに乗り切っていきましょう。

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