最近胃がもたれて食欲がない!更年期障害の消化器症状と改善法

更年期の代表的な症状は月経不順やホットフラッシュですが、40代50代の更年期世代の女性で胃もたれや胸やけ、胃痛といった消化器系の不調を訴える人も少なくありません。実は、これらの症状も更年期障害で起こります。

なぜ胃もたれや胸やけなどの症状が更年期に起こるのか、女性ホルモンと消化器官との関係を詳しく紹介します。

病気じゃないのに胃腸症状?NUDとは?

検査では病気や胃粘膜のただれなどの異変は認められないのに、胃痛を始め、胃もたれや胸やけ、吐き気や食欲不振などの自覚症状があることをNUD(機能性胃腸症)と言います。

    <NUD(機能性胃腸症)の種類>

  • 運動不全型
  • 酸分泌昇進による潰瘍型
  • 非特異型(上記にあてはまらないが症状がある)

このうち、日本では運動不全型が60%を占めていて、更年期の胃腸症状もほとんど運動不全型です。潰瘍型は胃酸が出過ぎることが原因と考えられていて、空腹時や夜間にみぞおちの辺りが痛むことが特徴です。運動不全型は胃の働きが低下し、食べ物の消化が進まないことが原因で起こり、胃もたれ、胸やけ、腹部膨満感などの不快感や、食欲不振、吐き気などの症状が現われます。

胃もたれがひどい!胃腸の不調も更年期のせい?

更年期になると、なんとなく胃がもたれている、胸やけがする、食事の量が減ったと感じている女性が増えてきます。

自律神経の乱れが要因

胃腸の働きは自律神経と深い関係があります。副交感神経の働きが低下すると胃酸の分泌が悪くなったり、胃粘液の分泌が悪くなったりします。胃酸の分泌が低下すると消化不良や胃もたれ、胸やけを起こします。

エストロゲンの減少による粘膜の弱体化

エストロゲンは粘膜や皮膚に直接影響しています。エストロゲンが減少すると胃粘膜の状態を維持できなくなり薄くなります。そのせいで胃がダメージを受けやすくなってしまうのです。

加齢による消化力の低下

加齢によって胃粘液の分泌が減少して胃が弱くなります。胃酸の分泌や蠕動運動も弱ってくるので胃もたれなどの胃腸症状が出やすくなります。

胃酸過多で胸やけに!

胃もたれは通常胃酸の分泌が少なくなることで起こりますが、更年期に起きやすいNUD(機能性胃腸症)の場合は同時に起こることもあります。胃酸過多になる原因は脂肪分の取りすぎや過多の飲酒、喫煙などがあります。

30代、40代に多い胃痛!更年期障害とは違うの?

更年期障害の胃痛の多くは、病院に行くほどでもないけど不調がだらだら続くといった状態です。胃痛を訴える人は、実は本格的な更年期の始まっていない30代後半から40代前半のプレ更年期とよばれる年代に多いのです。

胃腸の不調はストレスと大きな関係があることはご存知ですね。プレ更年期は、まだ女性ホルモンの減少は緩やかであるのですが、ストレスが引き金になって更年期障害と同じような症状があらわれます。

最近は高齢出産も多くなり、30代後半、40代前半でも育児の最中であることも多く、仕事をしている人は責任も増していく年代です。知らず知らずのうちにストレスが溜まって、女性ホルモンの緩やかな減少にも反応してしまうのです。プレ更年期は自律神経失調のような症状なので、食事の改善や質の良い睡眠、適度な運動を心がけてストレスをためないようにしましょう。

更年期の胃腸症状の治療法は?薬はある?

寝込むほどではないけれど、常に胃がむかむかしていたり、食欲が起きないなどの不調は、食事の支度さえ億劫に感じるので日常生活でも不便です。胃の不調を改善する治療はHRTと運動機能改善薬等の服用です。また、効き目は緩やかですが、漢方薬も改善が期待できます。

HRT(ホルモン補充療法)

更年期のさまざまな不調はエストロゲンの急激な減少によるものなので、HRT(ホルモン補充療法)は症状改善には高い効果を発揮します。

運動機能改善薬、消化剤などの服用

加齢を伴って胃の機能が低下している場合は消化管運動機能改善剤や消化剤を使った治療を行うこともあります。

漢方薬で改善

慢性の胃炎は漢方の得意とする疾患のひとつで、合う漢方薬をみつければ症状の改善が期待できます。

    <よく処方される漢方薬>

  • 茯苓飲合半夏厚朴湯-比較的体力のある人
  • 半夏瀉心湯、平胃散、二陳湯-体力が中程度の人
  • 六君子湯、安中散-体力の無い人

胃腸症状はセルフケアで改善!日常生活を見直す

更年期の胃腸症状であるNUD(機能性胃腸症)を改善するためには生活環境を見直すことがとても大切です。

これだけは守りたい食事の注意点

胃腸症状の改善だけでなく更年期障害を和らげるためにも栄養バランスのとれた食事は基本ですが、胃の不調のときに特に気をつけたいポイントがあります。

    <胃に優しい食事のポイント>

  • 消化の良いものを食べる
  • ゆっくりと十分に噛んで食べる
  • 食べ過ぎない(腹5分目~8分目で抑える)
  • 寝る3時間前に夕食を済ませる
  • 水分を摂り過ぎない

ストレスをためない工夫をする

ストレスは胃腸症状を悪化させます。さらに更年期の不安定な時期は他の症状の引き金になることも多いので、ストレスを上手に解消する方法を見つけることはとても大事です。

胃腸症状の場合は、食欲がなくても「食べなければいけない」と思い込むと、それもストレスになります。自然にお腹が空くまで待とうというくらいの気持ちでいると気が楽になります。

まとめ

胃もたれや胸やけ、なんとなく胃が重いといった胃腸症状は、ストレスの多い現代人の多くが経験しています。胃粘膜のただれや潰瘍などが無く自覚症状のある疾患を機能性胃腸症と呼び、更年期障害の胃腸症状もこれにあてはまります。

30代後半から40代前半のプレ更年期、45歳から55歳くらいの更年期の胃腸症状の主な原因は自律神経の乱れとエストロゲンの減少による胃粘膜への影響、そしてストレスです。

胃の不調を改善する方法には、更年期障害治療の柱であるホルモン補充療法や、胃の働きを調整する薬の服用、漢方薬などがあります。ただ、一番肝心なことは食事を含めた生活の見直しです。更年期は女性の体が大きく変化する過度期です。生活環境を見直す良い機会だと前向きに考えましょう。

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