更年期障害と自律神経失調症の関係は?3大原因と症状別6つの対策

更年期に入ると、卵巣機能の低下により、女性ホルモンが十分に分泌されなくなり、ホルモンバランスが乱れ、さまざまな不調が身体に現れます。更年期障害の3大症状のひとつである自律神経症状を引き起こすこともあります。また、精神的・身体的ストレスにより、自律神経が乱れ、自律神経失調症を発症することもあります。

ここでは更年期障害の自律神経症状と自律神経失調症の関係について詳しくみていきます。

自律神経症状は更年期障害のひとつ!更年期障害の3大症状とは?

更年期障害の症状は多岐にわたり、個人差も大きいことから原因の特定が難しいものですが、おもな症状を分類すると、大きく3つの症状で構成されています。

    <更年期障害の3大症状>

  • 精神神経症状
  • 自律神経症状
  • 体性神経症状

自律神経ってどのような働きをしているの?重要な2つの神経

自律神経とは、手足を動かすこととは違い、自分自身では意識してもコントロールができないことを支配している神経です。心臓を動かしたり、血液を流したり、栄養を吸収したりするなどが挙げられます。

自律神経は、活動しているときに働く交感神経と、休息しているときに働く副交感神経の2つから成り立っています。この2つが必要に応じてバランスよく切り替わって働くことで、健康状態を保っています。

自律神経失調症ってなぜ起こるの?自律神経のバランスが大切

自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経の切り替わりのバランスが崩れることにより、自律神経が乱れ、発症する身体の不調です。正式な病名ではなく、自律神経機能障害とも呼ばれます。

更年期に自律神経が乱れやすいのはなぜ?おもな3つの原因

自律神経を司っているのは脳の中にある視床下部です。更年期に自律神経が乱れるのは、この視床下部が混乱するためであり、おもに3つの原因が挙げられます。

精神的・身体的ストレスの増加

視床下部は、本能や感情の脳である大脳辺縁系と、理性や知性の脳である大脳新皮質と深くかかわっています。つまり、本能と理性との間で常にバランスを取ろうと調整をしています。

しかし、更年期には、精神的・身体的ストレスが増え、双方の情報伝達がうまくいかなくなり、視床下部が混乱し、自律神経のコントロールが効かなくなるのです。子供の独立や親の介護、老後の不安、友人との死別、体力の低下などが更年期に現れるおもなストレスです。

女性ホルモン(エストロゲン)の減少

女性ホルモン、特に更年期症状にかかわりのあるエストロゲンは、脳からの指令により、卵巣で分泌されます。

しかし、加齢により卵巣の機能が低下してくると、卵巣で分泌されるエストロゲンの量が減少していきます。必要量のエストロゲンが分泌されないと、視床下部はさらにエストロゲンの分泌を促しますが、卵巣は十分な量のエストロゲンを分泌する力を失っているためその指令に応えることができません。

作れという脳と、作れないという卵巣との間で情報伝達がうまくいかなくなり、ここでも視床下部は混乱します。この混乱により自律神経の働きにも乱れが生じ、バランスが崩れ、不調が起こりやすくなるのです。

不規則な生活が生む体内時計の乱れ

ヒトには体内時計があり、おおよそ24時間という単位に合わせて身体の働きが調整されています。この体内時計も視床下部で調節されています。この体内時計が正しく動くためには、活動の開始や終了、昼間の明るさや夜の暗さなどの光の変化を感じるということが大切です。

しかし、更年期には、睡眠障害が起こり、体内時計が狂ってしまうことがあります。この体内時計の狂いが視床下部を乱れさせ、ひいては自律神経の働きにも影響してしまいます。

自律神経失調症と更年期症状との関係は?同じ病気ではない!

更年期特有のストレスによる自律神経失調症と、更年期に起こるエストロゲンの減少による更年期症状がお互いに関係し合って更年期障害が発症すると考えられます。つまり、視床下部の混乱による自律神経失調症状と更年期症状は、更年期障害では混在しているといえます。

めまいが起こる原因とその対策!自律神経のバランスが大切!

自分や地面が回っているように感じるような回転性のめまいや、ふわふわしていてふらつきまっすぐに歩くことが難しい浮動性のめまい、急に立ち上がると立ちくらみのような感じがする立ちくらみのようなめまいといった症状が現れます。

めまいが起こる原因

ほてりやのぼせと同様に、血管の拡張、収縮がうまくコントロールできなくなることで引き起こされます。

めまいが起きたときの対策

無理に動くと転倒の恐れがあるため、その場にしゃがむなどじっとするようにしましょう。また、ストレスを解消するため、十分な睡眠を取るようにしましょう。自律神経のバランスを整えるビタミンEを多く摂るなど食事にも気を配りましょう。

動悸・息切れが起こる原因とその対策!アルコールにも注意!

興奮していたり、激しい運動をしていたりするわけでもないのに、心臓が急にドキドキしたり、息をすることが苦しいといった症状が起こります。

動悸・息切れが起こる原因

検査をして高血圧症などの異常が見つからなければ、ストレスで交感神経が高まり、筋肉が緊張し、脈拍が速くなったことが原因です。

動悸・息切れが起きたときの対策

あわてずに、まずはゆっくりと深呼吸をしましょう。長めの時間をかけてゆっくりと息を吐き出すようにするとリラックス効果があります。また。アルコールやカフェインが動悸を誘発することがありますので、飲みすぎには気をつけましょう。

のぼせやほてりが起こる原因とその対策!発汗や手足の冷えも併発!

のぼせやほてりは、ホットフラッシュと呼ばれる症状です。頭が重いと感じることから始まり、顔から胸、背中にまでだんだんと熱さが広がり、発汗しやすくなります。手足は冷えているのに、顔はほてりを感じるというような、冷えとほてりの両方が起こる冷えのぼせもあります。

のぼせやほてりが起こる原因

めまいと同様に、自律神経が乱れることで、血管の拡張、収縮の調整がうまく行えなくなることで起こります。

のぼせやほてりがが起きたときの対策

首筋やうなじを冷やすと症状が落ち着きますので、ウェットティッシュなどを持ち歩くと良いでしょう。また、身体の温度調整機能がうまく働かなくなっているため、暑さや寒さを感じたらすぐに脱ぎ着ができるようなカーディガンなどを準備するようにしましょう。

睡眠障害が起こる原因とその対策!不眠症にも4つのタイプがある!

夜、眠れないというだけでなく、日中に眠くなってしまい、仕事や家事に集中できないなど、日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。

    <不眠症の4タイプ>

  • 入眠障害:寝つきが悪い
  • 中途覚醒:睡眠中に何度も目を覚ましてしまう
  • 早朝覚醒:朝早く目を覚ましてしまい二度寝ができない
  • 非回復性睡眠:熟睡した感じがしない

睡眠障害が起こる原因

ストレスによって交感神経が優位になっているため、身体が疲れていても、気持ちはリラックスしていても、なかなか眠れないというところが特徴です。エストロゲンの減少に伴う自律神経の乱れによっても、同様に、眠りが浅い、寝付けない、眠ってもすぐに目覚めるなどの睡眠障害が現れます。

睡眠障害が起きたときの対策

身体の冷えは睡眠を妨げますので、眠る前にお風呂に入るなど身体を温めるようにしましょう。身体が温まると、心身ともにリラックスした状態になりやすくなります。

肩こりが起こる原因とその対策!肩は重い頭と両腕を支えている!

重い頭と両腕を支えているだけでも、肩の周りの筋肉は緊張し続けていますが、背中の一番表面にある僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉が緊張し、柔軟性が失われると、痛みを感じ肩こりになります。頭痛や手の痛みを誘発することもあります。

肩こりが起こる原因

ストレスで交感神経が優位になると、全身の筋肉が固く緊張します。血管は収縮し、血流が悪くなり、特に首から背中にかけての筋肉がこわばり、重い痛みを感じるようになります。さらに、エストロゲンの減少による自律神経の乱れによって症状が強まることがあります。

肩こりが起きたときの対策

ストレッチなどの軽い運動をすると筋肉の緊張がほぐれ、血行が促され肩こりの改善が期待できます。また、温めることも血流を良くしますのでお勧めです。

偏頭痛が起こる原因とその対策!血管を広げてしまう入浴は厳禁!

ズキズキと激しく強い痛みを伴う片頭痛は慢性頭痛のひとつです。症状がひどい場合には、吐き気に悩まされることもあります。

偏頭痛が起こる原因

強いストレスを受けると自律神経が乱れ、頭の血管が収縮し、次に反動で拡張します。すると、血管が腫れたり炎症を起こしたりします。これが強い頭痛となって現れます。

偏頭痛が起きたときの対策

血流の滞りによる筋肉の緊張が頭痛を悪化させていることがありますので、筋肉をほぐすためにストレッチをしましょう。偏頭痛は、光や音に敏感に反応することで起きやすくなりますので、静かな暗いところで休みましょう。このとき、頭を冷やすのではなく、温めてあげるようにしましょう。

まとめ

自律神経が乱れる原因を取り除くような、精神的・身体的の両面に働きかける対策や、日常生活を見直すなどの改善が必要です。ストレス解消のための気分転換やリラックス方法を見つけましょう。女性ホルモンの減少を止めることはできませんので、症状が軽いようであれば、市販のサプリメントを試してみるのも良いでしょう。

しかし、重篤な病気によって引き起こされている場合もありますので、症状が重かったり、長引いたりする場合は、安易な自己判断はせず、病院を受診するようにしましょう。

更年期障害がつらいあなたへ

40代女性のための更年期障害対策サプリメント『高麗美人』

「これってまさか、更年期障害?」
40代にありがちな毎日…こんな方におすすめです。家事や育児のストレスでぐったりの方に!朝がつらい、毎日イライラ!「これってまさか、更年期かも?」と少しでも思ったら、4年連続モンドセレクション金賞受賞!『高麗美人』で更年期を幸年期に!

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ