ホットフラッシュがつらい!更年期障害の代表的な症状の原因と対策

更年期にはさまざまな不快な症状があらわれます。症状の種類や程度・期間には個人差がありますが、その中でもホットフラッシュといわれるほてり・のぼせ・多汗で悩む人は多く、更年期障害を訴える女性のほぼ全員が経験しているといわれるほどです。

昼夜を問わず突然襲ってくるので人に会うのや外出も億劫になったり、睡眠が妨げられるなど、生活に支障が出てしまうこともあります。特に女性は人前で汗をかくことを恥じる傾向があるのでなおさらです。更年期障害の代表的な症状であるホットフラッシュの症状とその原因、解決策を紹介します。

顔が突然熱くなる!更年期に多いホットフラッシュとは?

更年期障害であるホットフラッシュの症状は、突然かーっと顔がほてったり、のぼせたり大汗をかいたりします。季節や温度に関係なく起こるので、初めて体験したときは戸惑ったり心配になりますが、これらはホットフラッシュの一般的な症状です。

    <ホットフラッシュの主な症状>

  • 首から上がものすごく熱い
  • 体の中に熱がこもっているような感じがする
  • 上半身から大量の汗が出てくる
  • 下半身は冷えていてのぼせたようになる
  • 大量の寝汗をかく

上記のように、ほてり・のぼせ・発汗がホットフラッシュの主な症状ですが、動悸や息切れ、めまい、喉の渇きといった症状が加わることもあります。

ホットフラッシュの原因は?自律神経との深い関係

更年期を迎えた多くの女性が経験するホットフラッシュが起こる原因は、エストロゲンという女性ホルモンの減少によるものです。エストロゲンは卵巣で作られますが、多くの女性は40代に入ると卵巣の機能が低下します。十分な分泌量が作られなくなり、自律神経に大きな影響を与えてしまうのです。

視床下部はホルモン分泌の司令塔

女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)のふたつがあります。どちらも卵巣で作られますが、その指令を出しているのは脳の視床下部というところです。

視床下部はホルモン分泌の司令塔で、血中のホルモン量をつねに監視しています。増減があった場合にはすぐに察知して正常なホルモン量にするように下垂体という器官に指令を出します。

エストロゲンの作られるしくみ

視床下部から命令を受けた下垂体は、性腺刺激ホルモンである卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンを分泌します。卵胞刺激ホルモンは卵巣に働きかけてエストロゲンを分泌させます。一方の黄体化ホルモンは成熟した卵胞を刺激して排卵を促します。排卵後の卵胞に黄体をつくらせてプロゲステロンの分泌を促します。

エストロゲンの不足と自律神経の関係

更年期を迎えると卵巣の働きが衰えて十分なエストロゲンを分泌できなくなります。視床下部はつねに血中のホルモン量を監視していますから、エストロゲンが足りていないと察知すると性腺刺激ホルモンを分泌します。

いくら指令を出されても卵巣はこたえることができませんが、視床下部は懸命に指令を出し続けます。こうした状態が続くと視床下部は混乱します。視床下部は自律神経を調節する中枢でもあるので、ホルモン調節といった内分泌系の混乱に影響を受けてしまうのです。

自律神経の乱れがホットフラッシュの原因

自律神経は自分ではコントロールすることができない神経で、呼吸や体温調節、血液循環、排泄、睡眠など生命維持に欠かせない重要なものです。自律神経には交感神経と副交感神経のふたつがあり、寒いときに血管を収縮させて体温保持したり、暑いときに汗を出して体温を下げるといった体温調節は交感神経の働きによるものです。

自律神経が乱れると、このような血管の拡張や収縮といった調節がスムーズに行われなくなり、血管が拡張すればほてりやのぼせ、発汗が起こり、収縮すれば冷えの症状があらわれます。

外出先でホットフラッシュ!対処法と事前の対策

自律神経の乱れが原因で起こるホットフラッシュは突然やってきます。ほてりやのぼせといった自覚症状がつらいのはもちろんですが、汗が滝のように流れるほどの多汗症状は人の目も気になります。

外出先で急にホットフラッシュが起きてしまったら動揺してしまいますね。そんなときの対処法や事前に準備できることを紹介します。

首筋や脇を冷やす

ホットフラッシュのほてりやのぼせは強烈です。とりあえずの対処法は冷やすことです。保冷材をハンカチやタオルで巻いたものやウェットティッシュを持ち歩くようにしましょう。

脱ぎ着しやすい洋服を選ぶ

更年期は自律神経の乱れによって体温調節がうまくできなくなっています。急にのぼせたりするので、さっと脱ぎ着できるカーディガンやショールは便利です。また、通気性のよい服装を心がけましょう。汗が気になる時は汗わきパットを使うこともおすすめです。

扇子などであおぐ

顔がかーっと火照ってなかなかおさまらないときは涼しい風をあてることも効果的です。カッカしているとどんどん焦ってさらに症状が悪化してしまうので、気持ちを落ち着かせることも大切です。お気に入りの扇子などを持ち歩いて顔が熱くなってきたと感じたらあおぐようにしましょう。

ほてりが辛い!ホットフラッシュの治療とは

更年期の症状としてはほとんどの女性が経験するホットフラッシュですが、その程度や頻度は個人差があります。1日に何度もほてりやのぼせがあったり、就寝中に大量の寝汗をかいて眠れなくなったりと日常生活に支障をきたす人もいます。

あまりに症状がつらいときは医療機関での治療も必要になります。以下で更年期障害の代表的な治療法を紹介します。

ホルモン補充療法(HRT)

更年期に起こるさまざまな不快症状はエストロゲンの急激な低下によるものです。ホルモン補充療法とは、不足した女性ホルモンを必要最低限の量を補って、緩やかにエストロゲンの少ない状態に慣れていこうという治療法です。

自律神経の乱れを抑制するのでほてり、のぼせ、多汗といったホットフラッシュに高い効果があります。気になるガンのリスクですが、初期のホルモン補充療法はエストロゲンだけを用いていましたが、現在はエストロゲンとプロゲステロンを併用することで子宮がんのリスクは解消されています。

漢方療法

さまざまな症状が同時にあらわれる更年期障害には、体全体のバランスを整えることで症状を軽くしていく漢方治療は有効な治療法といえます。ホルモン補充療法に抵抗がある人や適さない人、比較的中程度の症状の人などに用いられます。また、ホルモン補充療法と併用して体調を整えていくことも効果的です。

自律神経調整薬などによる治療

自律神経調整薬は交感神経と副交感神経のバランスを整える働きがあります。ホットフラッシュなどの自律神経の乱れから起こる症状には効果的です。また、うつ状態があるときは抗うつ薬、眠れないなどの睡眠障害があれば睡眠薬や睡眠導入薬を用いた治療をします。

ホットフラッシュを改善したい!今からできるセルフケア

ホットフラッシュを改善するにはホルモン補充療法や漢方、その他の治療薬は効果が期待できますが、それと並行してセルフケアも大切です。病院に行くほどの症状ではないという人でも、以下の点に気をつけることによってより一層更年期を快適に過ごすことができます。

栄養バランスの良い食事

栄養バランスのとれた食事は健康の基本です。特に更年期の食事は野菜たっぷりメニューがおすすめです。更年期以降に注意が必要な骨粗しょう症や動脈硬化などの予防のためにも抗酸化ビタミン(ビタミンA、C、E)とカルシウム、食物繊維が不足しないよう気をつけましょう。

たんぱく質は体のベースとなる重要な栄養素です。肉類は控えめに魚類や大豆製品でしっかり摂りましょう。大豆イソフラボンはエストロゲンと似た働きをするので更年期の女性には特におすすめです。

ホットフラッシュの症状でも、下半身は冷えているのに上半身だけ熱がこもっている「冷えのぼせ」の場合は、冷えを改善すると症状が軽くなります。冷えの改善には根菜類が効果的です。

適度な運動

本格的な更年期を迎える前に運動習慣のある人は症状が軽い傾向があります。更年期の不快症状が出てしまうと体を動かすことが億劫になってしまいますが、適度な運動は冷えやのぼせ、腰痛にとても効果があります。

運動は自律神経の乱れや血液の循環を改善し、イライラや気分の落ち込みも解消してくれます。継続することが大切なので、ストレッチやウォーキングなど無理なく続けられる軽い運動がおすすめです。

サプリメント

健康を維持するためには栄養バランスの良い食事が基本です。しかしさまざまな理由で満足にできないときはサプリメントを活用することも有効です。

    <ホットフラッシュに効くサプリメントの成分>

  • 大豆イソフラボン
  • エクオール
  • サポニン
  • ブラックコホッシュ
  • マカ

まとめ

ほてり、のぼせ、多汗といったホットフラッシュは更年期障害の中でも自律神経症状に分類されます。比較的多くの女性が経験する代表的な症状ですが、適切な治療とセルフケアによって改善することができます。

    <ホットフラッシュの対処法と対策のポイント>

  • ほてりやのぼせたときは冷やす
  • 事前の汗対策をしっかりする
  • ホルモン補充療法等の医療機関での治療
  • 食事や運動などのセルフケア
  • サプリメントの活用

健康的な生活を送っているとホットフラッシュの症状も落ちついてきます。あまり神経質にならずにいつかはおさまるはずだと気を楽に持つことも大切です。

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